ループボンド・タフバインダー工法®
外装タイル剝落防止工法
国土交通省建築工事監理指針に掲載
上市から20年以上、施工実績が100万m2を突破し、国からも高い評価を受けている外壁タイル張りモルタル層の剥落を防止する「ループボンド・タフバインダー工法®」。この工法は東レ(株)、工学院大学の難波名誉教授、(株)大林組が共同開発しました。
製品概要
機能・特徴
- 外壁タイル張りモルタル層とコンクリート躯体面との界面で発生する剥落を防止します。
-
高機能ナイロン短繊維「タフバインダー®」により面連結性を有するタイル張りモルタル層をナイロン樹脂製緊結材「エクストリームループボンド®、ループボンド®」により点支持でコンクリート躯体に固定することで剥落を防止します。
- 優れた品質
-
厳正な審査をクリアしたタフバインダー®混入モルタルを使用。高い面連結性をもつモルタルでタイルの剥落を防止します。
- 優れた施工性
- プラスチック・コーンを当製品に置き換えるだけで施工可能。特別な工具は必要ございません。
施工要領
エクストリームループボンド®
施工管理チャート
エクストリームループボンド®の取付け
型枠工事
- セパレーターに取り付けるときにループの破損の有無を目視確認する。(写真①)
軸セパの取り外し
型枠工事
- 型枠脱型後、エクストリームループボンド®中央の軸セパを取り外す。(写真②)
躯体の補修
左官工事
-
- 有害なひび割れ、まめ板等の有無を確認し、補修する。
- 硬化不良部分等不純物の除去と補修を行う。
下地処理
左官工事
-
- ほこり・塵あい等を除去する。
- 適切な目荒らしを実施する。
エクストリームループボンド®の確認
左官又はタイル工事
- ループ部へのセメントペーストの付着の有無を確認し、必要があれば、所定の方法で処理する。(写真③)
吸水調整剤塗り
左官又はタイル工事
- メーカー指定の希釈倍率で塗布する。
タイル張り
タイル工事
-
- ループ部へのモルタルの塗り込めはコテ圧をかけ、空隙ができないように丁寧に行う。(写真④)
- ループ部へのモルタルの塗り込め後は、すぐに追っかけ塗りを行う。(写真⑤)
- 一般タイル張りに準拠する。
- タイル直張り時は張付モルタル層の厚さを2mm以上にする。
検査
タイル工事
- 打診検査、引張試験により品質を確認する。
エクストリームループボンド®の施工方法
本工法適用上の留意事項
- 本工法を施工する際、必ず適切な目荒らしを実施して下さい。
- 施工管理負担の低減と、品質安定化の観点から、タフバインダー®を既調合したプレミックスモルタルをご使用下さい。
ループボンド®
施工管理チャート
プラスチック・コーンの使用
型枠工事
- 過度に変形したプラスチック・コーンは使用しない。
プラスチック・コーンの除去
型枠工事
- セパレーターの変形防止のためできるだけ衝撃を与えずに除去する。(写真①)
プラスチック・コーンネジ穴部の防水処理
型枠工事
- 建築用のシーリング材を使用する。(写真②)
ループボンド®の確認
左官工事
-
- セパレーターが錆びるおそれがあるので、プラスチック・コーンの除去後は速やかに取付けを行う。
- セパレーターに取り付ける時にループの破損の有無を目視確認する。(写真③)
躯体の補修
左官工事
-
- 有害なひび割れ、まめ板等の有無を確認し、補修する。
- 硬化不良部分等不純物の除去と補修を行う。
下地処理
左官工事
-
- ほこり・塵あい等を除去する。
- 適切な目荒らしを実施する。
吸水調整剤塗り
左官工事
- メーカー指定の希釈倍率で塗布する。
下地モルタル塗り
左官工事
-
- ループ部へのモルタルの塗り込めはコテ圧をかけ、空隙ができないように丁寧に行う。(写真④)
- ループ部へのモルタルの塗り込め後は、すぐに追っかけ塗りを行う。(写真⑤)
タイル張り
タイル工事
-
- 一般タイル張りに準拠する。
- タイル直張り時は張付モルタル層の厚さを2mm以上にする。
検査
タイル工事
- 打診検査、引張試験により品質を確認する。
ループボンド®の施工方法
本工法適用上の留意事項
- 本工法を施工する際、必ず適切な目荒らしを実施して下さい。
- 施工管理負担の低減と、品質安定化の観点から、タフバインダー®を既調合したプレミックスモルタルをご使用下さい。